カラスのカー子 26
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カラスのカー子 26

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♡ お酒が飲めないのにちょっと前の私は毎日飲んでいました。ノンアルコールビールを。ヴェリスタブロイというものです。ドイツビールのようです。缶にアルファベットがいっぱいだったので選んだだけなのですが、下戸の私にも呑みやすく(ということはお酒好きには物足りないのかもですね)気に入ってしまったので毎日飲んでいました。この毎日なのですが、ポイントがあるのです。1本ずつ毎日近所のスーパーマーケットに買いに行くのです。時には買い物がビール1本だけのときもあるのですが、それはそれでなんだか「飲める人」になった気がして、どや顔でレジに行っておりました。"なりたい自分"ってありませんか?憧れみたいな。私は一度はグレてみたくて、ワルイことをしてみたくて、親に内緒で煙草を吸ってみました。内緒といっても二十歳でしたが。バレないように吸うのはバイトの帰りに自転車に乗りながら、でした。自転車の運転はしないといけないし、煙草は吸わなくちゃいけないし、手がいっそがしくて続きませんでした。マルボロメンソールというやつでした。煙草は勉強机の鍵のかかる引き出しに隠していたので何年か後にしなびて出てきました。あ、形から入るので煙草ケースはヴィヴィアンのを買ったなぁ。あははは。恥ずかしい。ヴィヴィアンといえば、服も着ていました。お年玉を貯めて岐阜の店舗に買いに行ったり、親にねだったり、コメ兵に通ったり、雑誌にいわゆるヴィヴィ子達が載っていると切り抜いてノートに貼ったり、無我夢中でした。パンクが何かも、音楽も、ましてや反骨精神の思想なんて全く知らなかったけどパンクな人になりたかったし、今でも憧れています。内なるパンク、私の一生の憧れです。