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みなさん、こんにちは。
カラスのカー子です。最近のカー子は読書を楽しんでおります。
一足早い読書の秋です。
やっぱり好きだなと再確認する感じで読んでいます。
読書は並行読みの人種です。
1冊集中もできるのですが、読み終わるのが寂しくて、数冊を並行して読んでいます。
その数冊は作家もジャンルもバラバラなので、並行読みすることで理解が深まるとかはありません。とにかくバラバラ。
自分で思っている以上に脳みその切り替えはパッとできているようです。
もし読書の秋を楽しみたいと思っている方がいたらと想像して、勝手におすすめコーナーです。
○オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎
初めて読んだのは17年前だと思いますが、何度も読んでいます。何度も読めるのはすぐ忘れてしまうから。特に結末。でも何度も楽しめるから、このオツムはラッキー。
恋愛ものでもミステリーでもない、どちらかというとファンタジーもの。優午という名のカカシが語る言葉が好きで、ブツブツと音読することも。
この人の書く台詞が好きです。現実感がないところとリズムを大切にしているところが好き。
最初に読んだときに100sの「Oz」をよく聴いていたので、一緒に思い出します。中村一義の声が合うんです。13曲目のHoneycom.Ware はエンディングテーマじゃん、と勝手にエンドロール作ってました。
この作家で他に好きな作品はチルドレン。家庭裁判所調査官の話です。
○マークスの山/高村薫
ミステリーものは読んできていたので免疫はあると思っていましたが、初めて読んだ時にハードボイルド…と鳩尾に重たい拳がめり込みました。
男だから女だからとか言うつもりはないのですが、書いているのはてっきり男性だと思っていたので女性と知って驚きました。
血生臭くて、汗くさくて…読む側に体力を求めてくる強さがあります。そして読んだ後は強くなった気がします。
一体誰にどんな取材をしたらこんな作品が書けるんだろう?そんなことを思うくらい闇社会・裏社会に切り込んでいます。
実写化するなら主人公の合田刑事は上川隆也さんがいいなと読んでいたので、その後実写化のドラマが本当に上川さんだったのも嬉しい。
他に好きな作品はレディ・ジョーカーと李歐。レディ・ジョーカーで総会屋のことを知りました。
この人が書く男性がかっこいいんです。李歐は中国人だけど綾野剛なんてどうでしょうか。マークスの山をハリウッドで実写化するなら犯人役の水沢はティモシーシャラメがいいと思う。なんて。
○ステップファザー・ステップ/宮部みゆき
この人の作品をミステリーも時代ものもひっくるめて片っ端から読んでいる時期がありまして、その中で一番好きです。
泥棒と、入った家に住む双子の兄弟が偽の父子を演じることになり、いろんな事件が起こるというコメディものです。
こういうのも書くんだと驚きました。ポンポン進むストーリーが気持ちが良くて、定期的に読みたくなります。
この人は読ませるスピードがすごいです。上中下とある作品も夢中で読み進めてしまいます。
模倣犯で震え上がりながらも続きが気になり厚い文庫本をめくりめくり、時代小説のぼんくらシリーズでは長屋に住む人々の人情にほんわかしたり、喜怒哀楽を味あわせてくれます。
ちなみにこの作品の実写化の泥棒役は上川隆也さん。またもや。
新しい作品ではなくてすみません。
何度も読んでいる作品に絞ってみました。
有名な人ばかりでした。もっと開拓していきます。
ところどころに出てくる上川隆也さん。ご縁があるんですよ。
小学生の時、母と「あのNHKのドラマのあの役は誰だったっけ?」と議論になりました。私は原田龍二さん、母は上川隆也さんと主張。
どちらも譲らず白熱。答え合わせができるインターネットなんてない時代、なんと母がNHKに電話したのです。NHKの方が答え合わせをしてくれました。母の勝利。上川隆也さんでした。
話がそれました。すみません。
読書は、数百円で海外にも、ファンタジーの世界にも連れて行ってくれて、絶世のイケメンとの恋も体験させてくれるすごい娯楽。
読書に取り憑かれてウン十年。取り憑かれてよかった。
みなさんの読書の秋もぜひ聞かせてほしいです。